賃貸物件情報の集め方
当社では、多くの方から賃貸物件のお部屋探しの依頼を受けて、日々たくさんのお部屋をご紹介しています。お部屋探しをされている方の中には、情報誌や不動産サイトなどで、物件情報をたくさん集めていらっしゃる方がいます。しかし、お部屋探しを成功させるためには、物件情報の収集だけではなく、法律や契約の仕方など、お部屋探し全般について予め知識をつけておくことがベターです。
例えば、物件情報や間取図を見る場合には、どのような点に注意すれば良いのか。気に入ったお部屋が見つかって契約をする場合に、契約書にはどのようなことがかかれているのか。借主に不利な条件が契約に含まれていないか。不動産会社から受け取る重要事項説明書では、何をチェックすればよいのか。など、物件情報を集めるだけにとどまらず、契約全般について予め知っておくことが思ったより重要です。
さらに、賃貸物件の敷金返金に関するトラブルが多く見られるのが現実ですが、そもそも敷金は返金されるものなのか?敷金を返金してもらうためには、借主は何をしたら良いのか?賃貸物件は、いつか他の部屋に引っ越す前提で借りている方がほとんどなので、敷金返金に関する知識も知っていて損はありません。
お部屋の賃貸に関する知識全般をつけておくことにより、表面的に良く見えるお部屋と、本当に良いお部屋の差を見分けることが可能になります。さらに、賃貸に関する様々なトラブルを回避することもでき、見つけたお部屋に気持ち良く住むことができるようになるのです。
お部屋探しの第一歩は物件情報の収集からはじめますが、物件情報はどのようにして入手したら良いのでしょうか?このページをご覧いただいている方であれば、インターネットで物件情報を手に入れようと考えている方だと思いますが、インターネット以外では、情報誌、フリーペーパー、不動産会社店頭に貼ってある物件情報、などで物件情報を集めることができます。それぞれの特徴をまとめると次のようになります。
情報収集方法 | 情報量 | 備考 |
---|---|---|
インターネット (不動産ポータルサイト) |
かなり多い | 他の手段に比べて格段に多くの物件情報を手に入れることが可能です。ヤフー不動産、フォレント、アットホーム、ホームズなどがメジャーな不動産ポータルサイトです。また、国土交通省が主導で2003年10月に発足した不動産ジャパンでは全国の宅建業協会が運営する不動産サイトの情報を全て見ることができるのが売りです。不動産ポータルサイトは情報量はとても多いですが、物件情報のメンテナンスは、各不動産会社がインターネットを通じて個別に行っているので、物件情報の信憑性は各不動産会社次第ということになります。 |
インターネット (不動産会社のホームページ) |
少ない | ほとんどの不動産会社が自社でホームページを立ち上げています。ただし、物件情報が充実していて、メンテナンスを確実に行っている不動産会社のホームページは少数派です。 |
情報誌 | 少ない | 本屋で購入することができます。週間で発売されている情報誌が多いですが、実際に空室になった物件が情報誌に掲載され発売されるまでには、それなりの時差があるので、発売されるときには既に入居者が決まっている物件も珍しくありません。価格は250円程度で、週間賃貸やフォレントなどが有名です。巻頭の特集ページには、お部屋探しをする上でのお役立ち情報などが載っています。 |
フリーペーパー | 少ない | 駅や商店街などで無料で配布されています。大手の各不動産会社が独自に作成して配布しているものが多いようです。情報誌と同じく配布までには時間がかかるので、既に入居者が決まっている物件も少なくありません。 |
不動産会社店頭の物件情報 | 少ない | 各不動産会社がお客様の目を引くために、たいていの不動産会社の店頭には物件情報が掲示されています。数はそれほど多くはありませんが、お客様を来店させる目的で掲示しているので、特に条件の良い物件が見つかる可能性もあります。 |